子どもたちの習いごと。なにか運動もさせてあげたいけれど、何が向いているのかな。ケガの心配がなくて、できれば月謝がお手頃だとうれしい……。そんな風に考えているパパさん&ママさんにご紹介したいのが、幼児と小学生のための非営利ラグビークラブ「アリゲーターズ」です。湖西では初の子どもクラブチームになります!
アリゲーターズが誕生したのは2019年秋、ラグビーW杯で日本が大躍進した年のこと。主宰は、和邇在住の粟谷(あわたに)さんご夫妻です。関西の大学ラグビーの強豪校でキャプテンとして活躍された粟谷勇太さんがコーチ、奥さまの千穂さんがマネージャー。
部員は男女混合で現在40名ほど。先日のRE editの記事で、粟谷ご夫妻をご紹介した際、お二人は暮らしのモットーに「ストレスフリー」を掲げていましたが、アリゲーターズのモットーもやっぱり“ストレスフリー”なのだとか。むむむ……これは従来のスポーツクラブとは、ひと味もふた味も違いそうです!
みーんな笑顔!全力で遊びまわる濃密な2時間
というわけで、私たち編集部は、冬季休みを経て今年度初となる練習の見学へ……! 会場の伊香立運動公園では、開始前からノリノリでロックミュージックが鳴り響いていて、早くも楽しそうな雰囲気です(この日はQUEEN!)。集まった子どもたちは約20名。「久しぶりの開催なので、今日は体をほぐすような遊びが中心になります」と勇太さん。
ウォーミングアップを兼ねた公園外周のミニマラソンの後に始まったのは、綱引き……! これが、かなりの大盛り上がり。作戦タイムを挟みながら、熱戦を繰り広げること10戦以上。見ている側も手に汗握る展開でした。
△愛称「あわコーチ」こと、コーチの粟谷勇太さん。
続いて、ラグビーボールを持ってフットワークの練習です。障害物が置かれたグラウンドを軽快なステップで走り抜け、地面に置かれたヒットバッグにピューンと飛び込んでトライすればゴール。勇太さんがタイムを測定してくれるので、ベストタイムを目指して何度も挑むちびっこたちの姿が頼もしい!
さらなる盛り上がりを見せたのは「タグ取り鬼ごっこ」。両腰につけたタグ(ひも)を、攻守入れ替えながら奪い合うゲームです。「一見ただの鬼ごっこですが、実はこれは、子ども向けに考案された安全な“タグラグビー”の基本になる動きなんですよ」と勇太さん。タグラグビーでは、一切の身体接触を行わないのがルール。危険なタックルの代わりに、相手のタグを奪うことで攻撃を封じるのだそう。
△続けるうちに、子どもたちの動きにフェイントや緩急が加わり、キレのある動きへと変化していました。遊びながら、自然と子どもラグビーの基礎練習につながっているのが素晴らしい。
あっという間に、2時間の練習が終了。短時間集中なので、未就学児のちびっこも、飽きたり、泣いたりすることなく、楽しく練習を終えることができたよう! それどころか、久しぶりに羽を伸ばして青空の下を駆け回ったみんなの目はきらきら輝いていて、満面の笑顔。それを見守る保護者さんたちもうれしそうでした。
練習を見学して、ストレスフリーな活動の魅力がちょっぴりわかってきた私たち。練習後、勇太さんと千穂さんに、クラブ設立のきっかけや活動への想いについてお伺いしました!
△チーム公式キャラクター、ワニくんの誕生秘話もありますよ!
*本取材は、新型コロナウイルス感染症に関する緊急事態宣言が出ていない時期に行いました。現在の練習は、感染状況を鑑みて中止または、合同練習を行わないグラウンド開放形式をとって行われています。
アリゲーターズ ラグビーフットボールクラブ
Instagram:https://www.instagram.com/alligators_rugby/
*対象:幼児〜小学6年生まで(幼児クラス、小学生クラスで分けて練習することもあり)。
*練習場所:伊香立運動公園、伊香立小学校(芝生校庭)、朽木グリーンパーク 思い出の森など
*練習日:週末を中心に月1〜2回、2時間程度。日程・場所はInstagramでご確認ください。
*参加費:1回500円〜のカンパ制。その他の詳細はInstagramのハイライト画面でご確認ください。
問い合わせはInstagramよりメッセージをご送付ください。